特盛コンデセンディング


アニメ版『迷い猫オーバーラン!』を見終わった。


アニメ化に際しての化学反応の結果かは知らないけれど
キャラもお話も『なんかどっかで見たことがある』の範疇に留まってて、
なのでキャラの個性があまり関係ない話だった四話(全裸)とか
六話(謎UMAとか八話勇者シリーズとかが面白くて、
イコールそれ以外のキャラ掘り下げる話が軒並みスベっていて、
結局、迷い猫はともかく何がオーバーランなのかはよく分からなかった。


要するに、最後まで見てもやっぱりかなりの割合でアレで、
わざわざ五時間強掛けて見る価値があるかったらまあないと思う。


だけれど毎話監督制とか一向に見えない製作コンセプトとか、
最初からあまり良いとは言えないのに11話でさらに崩れる作画とか、
なーんか絶対的にキライとは言えない/憎めない、そんなダメアニメ。


ほら、原作なぞってるだけで評価のしようもない、
反応見ても「普通に面白いね」とかしかないアニメってあるじゃない?
ふつーな人よりも長所や短所がある人の方が接してて面白いじゃない?
というか本当に完全につまらなかったら最後まで見てないじゃない?
なんかえーとそんな感じ。


とりあえず、一挙放送考えたBS11担当者は恐らくボクや他の愛好家と同じで、
ダメ具合が妙にツボに入ったか、OPの聞きすぎで頭が溶けたのだろう。


来年もやるならケメコデラックス辺りでお願いします。
作画もキャラも良かったんだよ。面白くなるはずだったんだよ。